操作

五逆

提供: WikiArc

2018年5月24日 (木) 04:21時点における林遊 (トーク | 投稿記録)による版

(差分) ← 古い版 | 最新版 (差分) | 新しい版 → (差分)

ごぎゃく

 五種の重罪のこと。五逆罪ともいい、また無間(むけん)地獄へ堕ちる業因(ごういん)であるから五無間業、五無間ともいう。一般には小乗の五逆をあげて示す。

① 殺父(せっぷ)。父を殺すこと。
② 殺母(せつも)。母を殺すこと。
③ 殺阿羅漢(せつあらかん)。阿羅漢(聖者)を殺すこと。
④ 出仏身血(しゅつぶっしんけつ)。仏の身体を傷つけて出血させること。
⑤ 破和合僧(はわごうそう)。教団の和合一致を破壊し、分裂させること。

大乗の五逆は

① 搭寺を破壊し、経蔵を焼き三宝の財宝を盗むこと。
声聞(しょうもん)・縁覚(えんがく)・大乗の教えをそしること。
③ 出家者の修行を妨げあるいは殺すこと。
④ 小乗の五逆。
因果の道理を信じず、十不善業をすること。
出典(教学伝道研究センター編『浄土真宗聖典(注釈版)第二版』本願寺出版社
『浄土真宗聖典(注釈版)七祖篇』本願寺出版社

区切り線以下の文章は各投稿者の意見であり本願寺派の見解ではありません。

往生拾因