五念門
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ごねんもん
阿弥陀仏の浄土に往生するための
- ①
礼拝 門。身に阿弥陀仏を敬い拝むこと。 - ②
讃嘆 門。光明 と名号 のいわれを信じ、口に仏名 を称えて阿弥陀仏の功徳 をたたえること。 - ③
作願 門。一心に専ら阿弥陀仏の浄土に生れたいと願うこと。 - ④
観察 門。阿弥陀仏・菩薩の姿、浄土の荘厳 を思いうかべること。 - ⑤
回向 門。自己の功徳 をすべての衆生 にふりむけて共に浄土に生れたいと願うこと。またこの五念門行を修する結果として得られる徳を五功徳門として示されている。
親鸞聖人は
『浄土論』 (底本) には 「五門」 とある。 (論註 P.154)
往生礼讃の五念門
天親菩薩の『浄土論』 では、五念門は
出典(教学伝道研究センター編『浄土真宗聖典(注釈版)第二版』本願寺出版社
『浄土真宗聖典(注釈版)七祖篇』本願寺出版社
区切り線以下の文章は各投稿者の意見であり本願寺派の見解ではありません。
『浄土真宗聖典(注釈版)七祖篇』本願寺出版社
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往生礼讃の五念門では、作願(止)と観察(観)を入れ替えている。止は奢摩他(シャマタ)(心を静め止める禅定)、観は毘鉢舎那(ビバシャナ)(止による不動の智慧により真理を観察する)である。作願と観察を入れ替えることによって、聖道門の止観行ではない五念門という意味を表わそうとされたのであろうか。