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天親

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てんじん (5世紀頃)

 梵名ヴァスバンドゥ(Vasubandhu)の旧訳(くやく)。新訳では世親(せしん)と漢訳する。北インドのガンダーラに生れ、はじめ部派仏教の説一切有部(せついっさいうぶ)経量部(きょうりょうぶ)に学び、『倶舎論(くしゃろん)』を著した。その後、兄無着(むじゃく)の勧めで大乗仏教に帰し、瑜伽行唯識学派(ゆがぎょうゆいしきがくは)の根底を築いた。『唯識二十論』『唯識三十頌』『十地経論(じゅうじきょうろん)』『浄土論』等多くの著書があり、千部の論師(ろんじ)といわれている。七高僧の第二祖。

出典(教学伝道研究センター編『浄土真宗聖典(注釈版)第二版』本願寺出版社
『浄土真宗聖典(注釈版)七祖篇』本願寺出版社

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ウィキダルマ(WikiDharma):天親世親(せしん)