じょごう
五正行の中で、称名以外の読誦・観察・礼拝・讃嘆供養は、称名の助となり伴となる行業であるから助業という。→五正行、→正定業。
六種兼行の場合は称名も正定業としての地位を失って助業と同格になるから、六行すべてを助業という。(愚禿下 P.530)
➡ 186,221,387,528,530,665,666,688,892,936,957,958,1404
出典(教学伝道研究センター編『浄土真宗聖典(注釈版)第二版』本願寺出版社
『浄土真宗聖典(注釈版)七祖篇』本願寺出版社
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じょごう 助業
五正行の中、称名以外の読誦・観察(かんざつ)・礼拝・讃嘆供養のこと。称名の助となり伴 (ともないつくの意) となる行業であるから、このようにいう。また、助正を並べ修することや、自力心をもって五正行を修することをいう場合もある。→正定業。(頌度真宗辞典)
『和語灯録』諸人伝説の詞に、
- 本願の念仏には、ひとりたちを せさせて助(すけ)をささぬ也。助さす程の人は、極楽の辺地にむまる。すけと申すは、智恵をも助にさし、持戒をもすけにさし、道心をも助にさし、慈悲をもすけにさす也。
- それに善人は善人なから念仏し、悪人は悪人ながら念仏して、ただむまれつきのままにて念仏する人を、念仏にすけささぬとは申す也。(和語灯録#P--611)
称名
とある。この意から
助業の助とは
念仏を資助(資も助も「助ける」の意)する助ける業ではなく、称名に
随伴(従い伴う)行とする。いわゆる真宗の儀礼論での助業とは〔なんまんだぶ〕の「本願の念仏には、ひとりたちを せさせて助(すけ)をささぬ也」から随伴といふ。、
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→ノート:定散六種兼行