八宗
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はっしゅう
八宗九宗(はっしゅうくしゅう)
三論・
出典(教学伝道研究センター編『浄土真宗聖典(注釈版)第二版』本願寺出版社
『浄土真宗聖典(注釈版)七祖篇』本願寺出版社
区切り線以下の文章は各投稿者の意見であり本願寺派の見解ではありません。
『浄土真宗聖典(注釈版)七祖篇』本願寺出版社
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◆ 参照読み込み (transclusion) JDS:八宗
はっしゅう/八宗
日本における古代中世の仏教諸宗の総称。仏教伝来から奈良時代末期までに、日本に伝えられた三論・成実・俱舎・華厳・法相・律の南都六宗に、平安時代初期に最澄が伝えた天台宗と空海が伝えた真言宗の二宗を加える。奈良時代の「宗」は教団というよりも学派の意味が強く、一つの寺に複数の宗が存在していたが、平安時代からは一寺一宗の傾向が強まった。中世には、八宗は国家を支える仏教の体制理念とみなされた。中世においては、浄土または禅を加えて九宗、また両方を合わせて十宗とも称した。凝然の『八宗綱要』には、俱舎宗・成実宗・律宗・法相宗・三論宗・天台宗・華厳宗・真言宗の八宗の解説に加えて、最後に禅宗と浄土宗を簡潔に紹介している。
【資料】凝然『八宗綱要』(仏全三)
【参照項目】➡南都六宗
【執筆者:西村玲】