「雑修」の版間の差分

2018年5月26日 (土) 12:32時点における版

ざっしゅ

　いろいろの行を雑えて修し純一でないこと。専修に対する語。

Ⅰ．雑行を修すること。→雑行(ぞうぎょう)。

Ⅱ．五正行(ごしょうぎょう)中の正定業(しょうじょうごう)（称名(しょうみょう)）と助業(じょごう)（読誦(どくじゅ)・観察(かんざつ)・礼拝(らいはい)・讃嘆供養(さんだんくよう)）を同格にみなして修すること。(高僧 P.590)

Ⅲ．行は正行であっても、修する心が自力心である場合。

Ⅳ．専ら念仏を修しても、そのことをもって現世の福利を祈る場合。→専修(せんじゅ)。

出典（教学伝道研究センター編『浄土真宗聖典(注釈版)第二版』本願寺出版社
『浄土真宗聖典(注釈版)七祖篇』本願寺出版社
区切り線以下の文章は各投稿者の意見であり本願寺派の見解ではありません。

参照➡WEB版浄土宗大辞典の「専修・雑修」の項目

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 ざっしゅ
-　　いろいろの[[行]]を雑えて修し純一でないこと。専修に対する語。
+　いろいろの[[行]]を雑えて修し純一でないこと。専修に対する語。
-１．雑行を修すること。→[[雑行]](ぞうぎょう)。
+Ⅰ．雑行を修すること。→[[雑行]](ぞうぎょう)。
-２．<ruby><rb>[[五正行]]</rb><rp>(</rp><rt>ごしょうぎょう</rt><rp>)</rp></ruby>中の<ruby><rb>[[正定業]]</rb><rp>(</rp><rt>しょうじょうごう</rt><rp>)</rp></ruby>（<ruby><rb>[[称名]]</rb><rp>(</rp><rt>しょうみょう</rt><rp>)</rp></ruby>）と<ruby><rb>[[助業]]</rb><rp>(</rp><rt>じょごう</rt><rp>)</rp></ruby>（<ruby><rb>読誦</rb><rp>(</rp><rt>どくじゅ</rt><rp>)</rp></ruby>・<ruby><rb>観察</rb><rp>(</rp><rt>かんざつ</rt><rp>)</rp></ruby>・<ruby><rb>礼拝</rb><rp>(</rp><rt>らいはい</rt><rp>)</rp></ruby>・<ruby><rb>讃嘆供養</rb><rp>(</rp><rt>さんだんくよう</rt><rp>)</rp></ruby>）を同格にみなして修すること。([[高僧和讃#P--590|高僧 P.590]])
+Ⅱ．<kana>[[五正行]](ごしょうぎょう)</kana>中の<kana>[[正定業]](しょうじょうごう)</kana>（<kana>[[称名]](しょうみょう)</kana>）と<kana>[[助業]](じょごう)</kana>（<kana>読誦(どくじゅ)</kana>・<kana>観察(かんざつ)</kana>・<kana>礼拝(らいはい)</kana>・<kana>讃嘆供養(さんだんくよう)</kana>）を同格にみなして修すること。([[高僧和讃#P--590|高僧 P.590]])
-３．行は正行であっても、修する心が自力心である場合。
+Ⅲ．行は正行であっても、修する心が自力心である場合。
-４．専ら念仏を修しても、そのことをもって現世の福利を祈る場合。→[[専修]](せんじゅ)。
+Ⅳ．専ら念仏を修しても、そのことをもって現世の福利を祈る場合。→[[専修]](せんじゅ)。
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