「三心」の版間の差分
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− | Ⅰ 『大経』の三心。[[第十八願]]に誓われた'''至心・信楽・欲生'''。[[三信]]ともいう。この三心は、すべて信楽の一心に摂まる。→<kana>[[至心]](ししん)</kana>、<kana>[[信楽]](しんぎょう)</kana>、<kana>[[欲生]](よくしょう)</kana> | + | :Ⅰ 『大経』の三心。[[第十八願]]に誓われた'''至心・信楽・欲生'''。[[三信]]ともいう。この三心は、すべて信楽の一心に摂まる。→<kana>[[至心]](ししん)</kana>、<kana>[[信楽]](しんぎょう)</kana>、<kana>[[欲生]](よくしょう)</kana> |
− | Ⅱ 『観経』に説く浄土往生に必要な三種の心。'''至誠心・深心・回向発願心'''。浄土真宗では、この三心について<kana>顕説(けんぜつ)</kana>と<kana>隠彰(おんしょう)</kana>の両義を立て、顕の義では、自力の三心(諸善万行を修めて往生しようとするものの起す心)であるが、隠の義では利他、他力の三心であり、『大経』第十八願の三心と同一である(至誠心→至心、深心→信楽、回向発願心→欲生)とする。→<kana>[[至誠心]](しじょうしん)</kana>、<kana>[[深心]](じんしん)</kana>、<kana>[[回向発願心]](えこうほつがんしん)</kana>、[[補註11]]。([[信巻本#P--227|信巻 P.227]], [[後世物語#P--1361|後世物語 P.1361]]) | + | |
+ | :Ⅱ 『観経』に説く浄土往生に必要な三種の心。'''至誠心・深心・回向発願心'''。浄土真宗では、この三心について<kana>顕説(けんぜつ)</kana>と<kana>隠彰(おんしょう)</kana>の両義を立て、顕の義では、自力の三心(諸善万行を修めて往生しようとするものの起す心)であるが、隠の義では利他、他力の三心であり、『大経』第十八願の三心と同一である(至誠心→至心、深心→信楽、回向発願心→欲生)とする。→<kana>[[至誠心]](しじょうしん)</kana>、<kana>[[深心]](じんしん)</kana>、<kana>[[回向発願心]](えこうほつがんしん)</kana>、[[補註11]]。([[信巻本#P--227|信巻 P.227]], [[後世物語#P--1361|後世物語 P.1361]]) | ||
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2018年2月9日 (金) 00:27時点における版
さんしん
- Ⅱ 『観経』に説く浄土往生に必要な三種の心。至誠心・深心・回向発願心。浄土真宗では、この三心について
顕説 と隠彰 の両義を立て、顕の義では、自力の三心(諸善万行を修めて往生しようとするものの起す心)であるが、隠の義では利他、他力の三心であり、『大経』第十八願の三心と同一である(至誠心→至心、深心→信楽、回向発願心→欲生)とする。→至誠心 、深心 、回向発願心 、補註11。(信巻 P.227, 後世物語 P.1361)
出典(教学伝道研究センター編『浄土真宗聖典(注釈版)第二版』本願寺出版社
『浄土真宗聖典(注釈版)七祖篇』本願寺出版社
区切り線以下の文章は各投稿者の意見であり本願寺派の見解ではありません。
『浄土真宗聖典(注釈版)七祖篇』本願寺出版社
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