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「馬頭の山・沃焦の海」の版間の差分

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めずのせんおくしょうのかい
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めずのせん-おくしょうのかい
  
 馬頭山は伊沙山(いしゃせん)の奥にあるという山。 その形は馬の頭に似ているという。 沃焦は大海の底にあって水を吸うという石の名。 阿鼻(あび)地獄の火によってこの石は常に熱せられているという。 沃焦海はこの石がある海のこと。 ([[往生要集上巻 (七祖)#P--838|要集 P.838]])
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 馬頭山は<kana>伊沙山(いしゃせん)</kana>の奥にあるという山。 その形は馬の頭に似ているという。 沃焦は大海の底にあって水を吸うという石の名。 [[阿鼻地獄]]の火によってこの石は常に熱せられているという。 沃焦海はこの石がある海のこと。 ([[往生要集上巻 (七祖)#P--838|要集 P.838]])
  
 
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沃焦(おくしょう、よくしょう)<br />
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大海中にある石の山で、海に注ぐ水流は、ここに飲み込まれて増加しないと説く。この石は無間地獄の火気でつねに焦熱しているという。それで、飽くことを知らない凡夫の情欲をこれに例える。仏はこれをすでに度り超えた存在だから「度沃焦」という。

2017年10月27日 (金) 11:00時点における最新版

めずのせん-おくしょうのかい

 馬頭山は伊沙山(いしゃせん)の奥にあるという山。 その形は馬の頭に似ているという。 沃焦は大海の底にあって水を吸うという石の名。 阿鼻地獄の火によってこの石は常に熱せられているという。 沃焦海はこの石がある海のこと。 (要集 P.838)

出典(教学伝道研究センター編『浄土真宗聖典(注釈版)第二版』本願寺出版社
『浄土真宗聖典(注釈版)七祖篇』本願寺出版社

区切り線以下の文章は各投稿者の意見であり本願寺派の見解ではありません。

沃焦(おくしょう、よくしょう)
大海中にある石の山で、海に注ぐ水流は、ここに飲み込まれて増加しないと説く。この石は無間地獄の火気でつねに焦熱しているという。それで、飽くことを知らない凡夫の情欲をこれに例える。仏はこれをすでに度り超えた存在だから「度沃焦」という。