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馬頭の山・沃焦の海

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めずのせん-おくしょうのかい

 馬頭山は伊沙山(いしゃせん)の奥にあるという山。 その形は馬の頭に似ているという。 沃焦は大海の底にあって水を吸うという石の名。 阿鼻地獄の火によってこの石は常に熱せられているという。 沃焦海はこの石がある海のこと。 (要集 P.838)

出典(教学伝道研究センター編『浄土真宗聖典(注釈版)第二版』本願寺出版社
『浄土真宗聖典(注釈版)七祖篇』本願寺出版社

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沃焦(おくしょう、よくしょう)
大海中にある石の山で、海に注ぐ水流は、ここに飲み込まれて増加しないと説く。この石は無間地獄の火気でつねに焦熱しているという。それで、飽くことを知らない凡夫の情欲をこれに例える。仏はこれをすでに度り超えた存在だから「度沃焦」という。