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誓願

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せいがん

Ⅰ 阿弥陀仏因位(いんに)法蔵(ほうぞう)菩薩の時に、生きとし生ける者を救いたいという願をたてられ、その願が成就しない限り仏にならないと誓われたこと。→弘誓(ぐぜい)、本願(ほんがん)。(唯文 P.699)

Ⅱ 往生浄土を願う心。 (法事讃 P.513)

出典(教学伝道研究センター編『浄土真宗聖典(注釈版)第二版』本願寺出版社
『浄土真宗聖典(注釈版)七祖篇』本願寺出版社

区切り線以下の文章は各投稿者の意見であり本願寺派の見解ではありません。

第十八願
設我得仏 十方衆生 至心信楽 欲我国 乃至十念。若不生者 不正覚。唯除五逆誹謗正法
たとひわれ仏を得たらんに、十方の衆生、至心信楽して、わが国に生ぜんと欲ひて、乃至十念せん。
もし生ぜずは、正覚を取らじ。 ただ五逆と誹謗正法とをば除く。

第十八願は仏の根本の願であり、「もし生ぜずは、正覚を取らじ(若不生者 不取正覚)」に着目すれば仏の誓いであるので誓願という。この「若不生者 不取正覚」は第十八願だけに説かれ「生仏一如」を誓われたものである。御開山は「讃阿弥陀仏偈和讃」で「若不生者のちかひ」とも呼ばれていた。

若不生者のちかひゆゑ
 信楽まことにときいたり
 一念慶喜するひとは
 往生かならずさだまりぬ (浄土 P.561)
讃阿弥陀仏偈と浄土和讃