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権実

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ごんじつ

 とは、一時的なかりそめのてだてとして設けたもの。真実の教(実教)に入らしめるために、一時的に方便として仮に説かれた教(権教)。とは、永久不変の究極的な真実のもの。真実の教(実教)。  (信巻 P.246化巻 P.394,改邪鈔 P.941,持名鈔 P.999)

 権は一時的な方便として仮に説かれた教え、実は仏意にかなった究極的な真実の教え、偏は一辺にかたよった教え、円は完全円満な教え。 いずれも天台(てんだい)宗の一代仏教に対する見方である。 (選択集 P.1267)


出典(教学伝道研究センター編『浄土真宗聖典(注釈版)第二版』本願寺出版社
『浄土真宗聖典(注釈版)七祖篇』本願寺出版社

区切り線以下の文章は各投稿者の意見であり本願寺派の見解ではありません。

『浄土和讃』に、

念仏成仏これ真宗
万行諸善これ仮門
権実真仮をわかずして
自然の浄土をえぞしらぬ (浄土和讃)

とある。

真仮