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化生

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けしょう

Ⅰ 衆生が生まれる四種の形態のうち、何のよりどころもなく業力によって忽然と生れること。迷界の四生の一。→四生

Ⅱ 真実信心の行者が報土に生れること。本願の不思議により、疑城胎宮(ぎじょうたいぐ)にとどまることなく自然に生滅を超えた無生の生を受けることをいう。この化生に対して、仏智を疑惑する者の往生(方便化土往生)を胎生と言う。→胎生 (大経 P.42) 要集 P.1115)

出典(教学伝道研究センター編『浄土真宗聖典(注釈版)第二版』本願寺出版社
『浄土真宗聖典(注釈版)七祖篇』本願寺出版社

区切り線以下の文章は各投稿者の意見であり本願寺派の見解ではありません。

『浄土論』の偈文には、

如来浄華衆(にょらいじょうけしゅ) 正覚華(しょうがくけ)化生(けしょう)
如来浄華の衆は、正覚の華より化生す。(浄土論 P.30)

と、化生とある。
 法然聖人は『往生要集大綱』第七に「言往生者 捨此往彼 蓮華化生(往生と言うは、(ここ)を捨て(かなた)に往きて、蓮華に化生するなり)」(*)とされていた。