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八功徳水

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はっくどくすい

 八種のすぐれた特質のある水。甘・冷・軟・軽・清浄(清らか)・不臭・飲時不損喉(のどを損しない)・飲已不傷腹(腹を痛めない)などの性質をいう。

また『称讃浄土経』(『小経』の異訳)には澄浄(ちょうじょう)清冷(しょうりょう)甘美(かんみ)軽軟(きょうなん)潤沢(じゅんたく)安和(あんわ)除患(じょげん)養根(ようこん)とある。

出典(教学伝道研究センター編『浄土真宗聖典(注釈版)第二版』本願寺出版社
『浄土真宗聖典(注釈版)七祖篇』本願寺出版社

区切り線以下の文章は各投稿者の意見であり本願寺派の見解ではありません。

「白玉(しらたま)の歯にしみとほる秋の夜の 酒はしづかに飲むべかりけり」(牧水)。 八功徳水が酒だと聞き、勇んで往生を遂げた上戸がいたような。