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五翳にして面牆なり

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ごえいにしてめんしょうなり

 五翳は日月の光をおおいかくす五種のもの。 煙・雲・塵・霧・羅睺阿修羅王(らごあしゅらおう) (日食・月食を起す阿修羅王)。 面牆(めんしょう)は顔をかきねに向けていること。 ともに無知の身という意。 道綽禅師が自らをへりくだっていった言葉。 (安楽集 P.246)

出典(教学伝道研究センター編『浄土真宗聖典(注釈版)第二版』本願寺出版社
『浄土真宗聖典(注釈版)七祖篇』本願寺出版社

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牆面とは「書経」の「学ばざれば牆面す」からの語。垣に対すること。垣に対することで前が見えないことから、見聞の狭いことのたとえ。