このこころは…信心なり
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「しかれば、いまこの世を如来のみのりに末法悪世とさだめたまへるゆゑは、一切有情(うじょう)まことのこころなくして、師長を軽慢し、父母に孝せず、朋友に信なくして、悪をのみこのむゆゑに、世間・出世みな心口各異、言念無実なりとをしへたまへり。心口各異といふは、こころとくちにいふこと、みなおのおのことなり。言念無実といふは、ことばとこころのうちと実なしといふなり。実はまことといふことばなり。この世の人は無実のこころのみにして、浄土をねがふ人はいつはり、へつらひのこころのみなりときこえたり。世をすつるも名のこころ、利のこころをさきとするゆゑなり」とする異本がある。 (唯文 P.715)
出典(教学伝道研究センター編『浄土真宗聖典(注釈版)第二版』本願寺出版社
『浄土真宗聖典(注釈版)七祖篇』本願寺出版社
区切り線以下の文章は各投稿者の意見であり本願寺派の見解ではありません。
『浄土真宗聖典(注釈版)七祖篇』本願寺出版社
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