火㮇
提供: WikiArc
かてん
木の火ばし。 (論註 P.145)
出典(教学伝道研究センター編『浄土真宗聖典(注釈版)第二版』本願寺出版社
『浄土真宗聖典(注釈版)七祖篇』本願寺出版社
区切り線以下の文章は各投稿者の意見であり本願寺派の見解ではありません。
『浄土真宗聖典(注釈版)七祖篇』本願寺出版社
区切り線以下の文章は各投稿者の意見であり本願寺派の見解ではありません。
第十八願に「若不生者 不取正覚(もし生ぜずは、正覚を取らじ)」とある。もし全ての衆生を浄土に生れさせることができなければ、わたしは決してさとりを開きません、とある。しかし、法蔵菩薩はすでに十劫の昔に阿弥陀仏として成仏してしまっている。この疑問に対して曇鸞大師は「火㮇(木の火ばし)の譬え」として答えておられた。木の火ばしは火で燃えてしまう。
火㮇の譬。『論註』では、衆生を成仏させようとしている間に自らが仏に成られたことを、火㮇の譬で示している。