しゅりょうごんざんまいきょう
『首楞厳三昧経』▽ 二巻。 後秦(こうしん)の鳩摩羅什(くまらじゅう)訳。 首楞厳は梵語シューランガマ (śūraſgama) の音写で、健相(ごんそう)・健行(ごんぎょう)などと漢訳する。 堅意(けんい)菩薩が菩提をすみやかに得る法を尋ねたのに対して、釈尊が首楞厳三昧を説き、また舎利弗(しゃりほつ)が魔境を遠離(おんり)する道を尋ねたのに対して、釈尊が自ら魔境を現してこれを退治する法を説いたもの。 (要集 P.1151)