どんむしん
(385-433)「どんむせん」とも呼ばれる。北涼時代の訳経僧。中インドの生れで、亀茲(きじ)・敦煌(とんこう)を経て北涼の元始元年(412)河西(かせい)王蒙遜に迎えられて姑蔵に来て、『涅槃経(ねはんぎょう)』四十巻、『金光明経(こんこうみょうきょう)』、『菩薩地持経(ぼさつじじきょう)』等を訳出した。(行巻 P.145)