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十劫秘事

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じっこうひじ 十劫秘事

 十劫安心などともいう。十劫の昔に阿弥陀仏成仏した時、すでに衆生往生も成就されており、これを忘れないのが信心であるとする理解。真宗における異安心の一。『御文章』1帖目第13通(註 1102)、3帖目第8通(註 1148)、2帖目第11通(註 1126)、などに批判がある。(浄土真宗辞典)

  • 十劫安心と同義であるが、江戸時代に入って異安心の詮議がはげしくなると、秘密の法門として地下に潜行していったことから、十劫秘事、土蔵(おくら)秘事、秘事法門などと称する。
十劫安心
秘事法門