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雑修

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雑修の者には十三の失がある。

①雑縁乱動するによりて正念を失するがゆゑに、
②仏の本願と相応せざるがゆゑに、
③教と相違せるがゆゑに、
④仏語に順ぜざるがゆゑに、
⑤係念相続せざるがゆゑに、
⑥憶想間断するがゆゑに、
⑦回願慇重真実ならざるがゆゑに、
⑧貪・瞋・諸見の煩悩来り間断するがゆゑに、
⑨慚愧・懺悔の心あることなきがゆゑなり。

懺悔に三品あり。一には要、二には略、三には広なり。下につぶさに説くがごとし。意に随ひて用ゐるにみな得たり。

⑩相続してかの仏恩を念報せざるがゆゑに、
⑪心に軽慢を生じて業行をなすといへども、つねに名利と相応するがゆゑに、
⑫人我おのづから覆ひて同行善知識に親近せざるがゆゑに、
⑬楽ひて雑縁に近づきて、往生の正行を自障障他するがゆゑなり。(往生礼讃 P.659)
①~⑨ は要門(往生礼讃(化巻 P.389)、⑩~⑬は真門(化巻 P.412)で分引されておられる。