ゆいしん
『交名牒』には、親鸞聖人の直弟子に唯信という名が二人あがっている。一人は常陸国奥郡(現在の茨城県の北部)、一人は会津に居住していた。そのほか、孫弟子として、常陸国鹿島の順信の弟子、下野国(現在の栃木県)那須の信願の弟子にも唯信の名が見える。(消息 P.794)
出典(教学伝道研究センター編『浄土真宗聖典(注釈版)第二版』本願寺出版社
『浄土真宗聖典(注釈版)七祖篇』本願寺出版社
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ゆいしん 唯信
ただ一心に本願を信じることで、他力信心を表す語。『銘文』には
- 「唯信と申すは、すなはちこの真実信楽をひとすぢにとるこころを申すなり」(註 644)、
『唯信鈔』には
- 『本願他力をたのみて自力をはなれたる、これを唯信といふ」(註 699)
とある。(浄土真宗辞典)
- →唯信独達
- →唯信仏語
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