かねて仏の説きおかせ
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かねて ほとけ の ときおかせ・・・
『
出典(教学伝道研究センター編『浄土真宗聖典(注釈版)第二版』本願寺出版社
『浄土真宗聖典(注釈版)七祖篇』本願寺出版社
区切り線以下の文章は各投稿者の意見であり本願寺派の見解ではありません。
『浄土真宗聖典(注釈版)七祖篇』本願寺出版社
区切り線以下の文章は各投稿者の意見であり本願寺派の見解ではありません。
『法事讃』の以下の偈文は、念仏弾圧下での法然門下には心強い文となった。
- 世尊説法時将了 慇懃付属弥陀名。
- 世尊法を説きたまふこと、時まさに 了りなんとして、慇懃に弥陀の名を付属したまふ。
- 五濁増時多疑謗 道俗相嫌不用聞。
- 五濁増の時は多く疑謗し、 道俗あひ嫌ひて聞くことを用ゐず。
- 見有修行起瞋毒 方便破壊競生怨。
- 修行することあるを見ては瞋毒を起し、方便破壊して競ひて怨を生ず。
- 如此生盲闡提輩 毀滅頓教永沈淪。
- かくのごとき生盲闡提の輩は、頓教を毀滅して永く沈淪す。
- 超過大地微塵劫 未可得離三途身。
- 大地微塵劫を超過すとも、いまだ三塗の身を離るることを得べからず。(法事讃 P.576)
承元の法難で安楽房は、詮議の庭に引き出され、この『法事讃』の文、
- 見有修行起瞋毒、方便破壊競生怨、
- 如此生盲闡提輩、毀滅頓教永沈淪、
- 超過大地微塵劫、未可得離三途身、
を誦したので逆鱗にふれ死罪となったとある。
御開山は『正像末和讃」で、
(13)
- 五濁の時機いたりては
- 道俗ともにあらそひて
- 念仏信ずるひとをみて
- 疑謗破滅さかりなり (正像 P.602)
(14)
とされておられた。
- →曲事