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能化

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のうけ

 一切の 衆生(しゅじょう)をよく教化(きょうけ)するものの意。(化巻 P.393)

出典(教学伝道研究センター編『浄土真宗聖典(注釈版)第二版』本願寺出版社
『浄土真宗聖典(注釈版)七祖篇』本願寺出版社

区切り線以下の文章は各投稿者の意見であり本願寺派の見解ではありません。

のうけ 能化

 所化に対する語。
菩薩のこと。 一切衆生をよく教化する者の意。「化身土巻」に

濁世能化の釈迦善逝」 (註 393)

とあるのは釈尊を指している。

Ⅱ 仏教を教え導く者のこと。『改邪鈔』第19条には

「能化の説をうけて所化は信心を定得するこそ、今師御相承の口伝にはあひかなひはんべれ」 (註 943)

などとある。

Ⅲ 本願寺派の学寮(学林)に1名置かれた終身制の役職。能化職ともいい、宗学や安心を統率した。寛永16年 (1639) に学寮が創建され、その翌年、准玄が能化となり講義が始まった。その後、西吟、知空、若霖、法霖、義教、功存、智洞が能化に就いたが、三業惑乱により廃止された。なお、准玄は孫寂玄が異義処罰を受けたことにより歴代能化から除かれ、西吟が初代能化とされることが多い。→学階。(浄土真宗辞典)

能化所化
能所
三業惑乱

「能」は能(よ)くということ。「化」とは教える、指導するという意味。衆生を教化する存在。 本願寺派では、江戸前期に僧侶の教育機関である学寮が設けられ、その長として能化職が置かれ、学生は所化(しょけ)と呼ばれた。(WikiPedia)

この能化職は「三業惑乱」といふ教学論争によって廃止された。