じょうじゅ
じょうじゅ 成就
Ⅰ 完成すること。成し遂げること。
Ⅱ 身にそなえていること。「証巻」には「煩悩成就の凡夫、生死罪濁の群萌」(註 307) とある。（浄土真宗辞典）
『論註』には、
いふところの「不虚作住持(ふこさ-じゅうじ)」とは、本(もと) 法蔵菩薩の四十八願と、今日の阿弥陀如来の自在神力とによるなり。願もつて力を成ず、力もつて願に就(つ)く。願徒然ならず、力虚設ならず。力・願あひ符(かな)ひて畢竟じて差(たが)はざるがゆゑに「成就」といふ。(論註 P.131)
と「願もつて力を成ず、力もつて願に就(つ)く」とある。この力用の成就を本願力といふ。
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