十三観
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『観無量寿経』に説かれる,阿弥陀仏の身や浄土のありさまを思い浮べる十三種の観法。これを定善という。
- 日想観 (太陽が沈むのを見て極楽が西にあることを観ずること。)
- 水観 (水と氷の清らかさによって極楽の大地のありさまを観ずること。)
- 地観 (極楽の大地をまざまざに観ずること。)
- 宝樹観 (極楽の不思議な樹木の働きを観ずること。)
- 宝池観 (極楽の池の水を観ずること。)
- 宝楼観 (極楽にある多数の建物を観ずること。)
- 華座観 (阿弥陀仏の台座である蓮華を観ずること。)
- 像観 (仏像を置き阿弥陀仏の姿を観ずること。)
- 真身観 (阿弥陀仏の真実の姿を観ずること。)
- 観音観 (阿弥陀仏に従う菩薩のうち観世音を観ずること。)
- 勢至観 (大勢至菩薩を観ずること。)
- 普観 (あまねく浄土の仏、菩薩、国土を観ずること。)
- 雑観 (阿弥陀仏の身相を観じて、それによって他のさまざまな姿を交えて観ずること。)