操作

五蓋

提供: WikiArc

2012年7月3日 (火) 07:34時点における林遊 (トーク | 投稿記録)による版

(差分) ← 古い版 | 最新版 (差分) | 新しい版 → (差分)

ごがい

 蓋は心をおおうものの意で、煩悩(ぼんのう)の異名。 心をおおう五種の煩悩。 『倶舎論』では、

  1. 欲貪蓋(よくとんがい) (むさぼり)、
  2. 瞋恚蓋(しんにがい) (いかり)、
  3. 惛眠蓋(こんみんがい) (身心をくらく沈みこんだ状態にさせることと、眠り込んだ状態にさせること)、
  4. 掉悔蓋(じょうけがい) (心を浮動させる掉挙(じょうこ)と心を悩ませる後悔)、
  5. 疑蓋(ぎがい)(疑い、ためらい)

の五種をあげる。

出典(教学伝道研究センター編『浄土真宗聖典(注釈版)第二版』本願寺出版社
『浄土真宗聖典(注釈版)七祖篇』本願寺出版社

区切り線以下の文章は各投稿者の意見であり本願寺派の見解ではありません。