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大日経

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だいにちきょう

『大日経』 『大(だい)毘盧(びる)遮(しゃ)那(な)成仏(じょうぶつ)神変(じんぺん)加持(かじ)経(きょう)』のこと。 七巻。 唐(とう)の善(ぜん)無畏(むい)訳。 菩(ぼ)提(だい)心(しん)を因とし、大悲を根本とし、方便を究(く)竟(きょう)として、仏智を志求すべきことを説き、潅頂(かんじょう)・護摩(ごま)・真言(しんごん)念誦(ねんじゅ)などの修法について詳述している。 胎蔵界(たいぞうかい)曼(まん)荼羅(だら)は、この経によって説かれ描かれたもの。 真言(しんごん)宗では所依の経典とし、台密(たいみつ) (天台(てんだい)密(みっ)教(きょう)) では、『金剛(こんごう)頂経(ちょうきょう)』『蘇悉地(そしつじ)経(きょう)』にこの経を加えて大日三部経という。

出典(教学伝道研究センター編『浄土真宗聖典(注釈版)第二版』本願寺出版社
『浄土真宗聖典(注釈版)七祖篇』本願寺出版社

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