操作

利他教化地

提供: WikiArc

2022年11月23日 (水) 17:39時点における林遊 (トーク | 投稿記録)による版 (ページの作成:「{{Inyou2| りたきょうけじ 利他教化地  自在に衆生を教化利益し救済する菩薩の地位のこと。「証巻」に :「還相の回...」)

(差分) ← 古い版 | 最新版 (差分) | 新しい版 → (差分)

りたきょうけじ 利他教化地

 自在に衆生を教化利益し救済する菩薩の地位のこと。「証巻」に

「還相の回向といふは、 すなはちこれ利他教化地の益なり」(註 313)、

『文類聚鈔』に

「大涅槃はすなはちこれ利他教化地の果なり」(註 482)

などとある。なお、「利他」の語について自力に対する他力の意味とする解釈もある。


御開山は、利他深広の信楽、利他真実、利他の真心、利他回向の至心、利他真実の信心、利他真実の欲生心、利他の信海、利他円満の妙位、利他の一心などなど「利他」という言葉を他力の意味で使われておられる。この意では他力とは「利他力」の意であろう。