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十四の難

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2010年5月23日 (日) 16:38時点における林遊 (トーク | 投稿記録)による版 (1 版)

じゅうしのなん

 仏教徒以外の人々から釈尊に向けられた十四項の質問のこと。 世界は、①常であるか、②無常であるか、③常かつ無常であるか、④常でも無常でもないか。 世界は、⑤有辺か、⑥無辺か、⑦有辺かつ無辺か、⑧有辺でも無辺でもないか。 如来は、⑨死後も存在するか、⑩存在しないか、⑪存在しかつ存在しないか、⑫存在しも存在しなくもないか。 個我と身体は、⑬同一か、⑭異なるか、というもので、釈尊は、これらの形而上学的な問いを無意味であるとして、黙して是とも非とも答えられなかった。 これを十四無記という。

出典(教学伝道研究センター編『浄土真宗聖典(注釈版)第二版』本願寺出版社
『浄土真宗聖典(注釈版)七祖篇』本願寺出版社

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