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五重の義

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2004年11月10日 (水) 01:15時点における林遊 (トーク | 投稿記録)による版

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ごじゅうのぎ

 往生浄土のための五種の因縁。他力信心獲得の過程を示したもの。宿善善知識(ぜんぢしき)・仏の光明信心名号(みょうごう)の五。宿善によって善知識にあい、本願の法を聞き、光明のはたらきによって信心獲得の身となり、他力の信心を得れば必ず名号が称名念仏として出てくるという意。

蓮如上人は『口伝鈔(くでんしょう)』『執持鈔(しゅうじしょう)』『浄土見聞集(じょうどけんもんしゅう)』などにみられる文義によってこの五重の義を立て、他力信心の由来を示し、十劫安心(じっこうあんじん)、善知識だのみといったあやまった見解をただされた。

出典(教学伝道研究センター編『浄土真宗聖典(注釈版)第二版』本願寺出版社
『浄土真宗聖典(注釈版)七祖篇』本願寺出版社

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