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無色界

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2010年5月19日 (水) 20:47時点における林遊 (トーク | 投稿記録)による版

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むしきかい

 三界の一。 物質の世界を超えた純粋に精神的な世界で、その三昧(さんまい)の境地によって四つの領域がある。 ①空(くう)無(む)辺処(へんしょ) (空処)。 欲界(よくかい)と色界における物質的な形を離れ、無辺の空を観ずる境地。 ②識(しき)無(む)辺処(へんしょ) (識処)。 識 (認識作用) の無限性を観ずる境地。 ③無(む)所(しょ)有(う)処(しょ)。 何ものも存在しないと観ずる境地。 ④非(ひ)想(そう)非非(ひひ)想処(そうしょ)。 想いがあるのではなく、ないのでもないという境地。 三界の中の最頂上で、第一有・有頂天ともいう。 →三界 (さんがい)。

出典(教学伝道研究センター編『浄土真宗聖典(注釈版)第二版』本願寺出版社
『浄土真宗聖典(注釈版)七祖篇』本願寺出版社

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