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なんがく

　南岳慧思(えし) (515-577) のこと｡ 予州武(ぶ)津(しん) (現在の河(か)南(なん)省上(じょう)蔡(さい)) の人｡ 俗姓は李氏｡ 出家して慧文(えもん)に師事し法(ほっ)華(け)三昧(ざんまい)を証得した｡ 晩年、南岳 (現在の湖(こ)南(なん)省衝山) に住して、『般若(はんにゃ)経(ぎょう)』『中(ちゅう)論(ろん)』などを講じた｡ 著作に 『法華(ほけ)経(きょう)安楽(あんらく)行(ぎょう)義(ぎ)』一巻 『立誓(りっせい)願文(がんもん)』一巻などがある｡ 天(てん)台(だい)大師智顗(ちぎ)はその弟子である｡

出典（教学伝道研究センター編『浄土真宗聖典(注釈版)第二版』本願寺出版社
『浄土真宗聖典(注釈版)七祖篇』本願寺出版社
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