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金剛頂経

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こんごうちょうきょう

『金剛頂経』 『金剛(こんごう)頂(ちょう)一切(いっさい)如来(にょらい)真実(しんじつ)摂(しょう)大(だい)乗(じょう)現(げん)証(しょう)大(だい)教(きょう)王(おう)経(きょう)』のこと。 三巻。 唐(とう)の不(ふ)空(くう)訳。 他に二種の異訳もあるが、通常は不空訳が用いられる。 仏のさとりに速やかに証入するための秘密儀則を詳述している。 金(こん)剛界(ごうかい)曼(まん)荼羅(だら)はこの経によって説かれ画かれたもの。 真言(しんごん)宗では所依の経典とし、台密(たいみつ) (天台(てんだい)密教(みっきょう)) では 『大日(だいにち)経(きょう)』『蘇(そ)悉(しつ)地(じ)経(きょう)』にこの経を加えて大日三部経という。

出典(教学伝道研究センター編『浄土真宗聖典(注釈版)第二版』本願寺出版社
『浄土真宗聖典(注釈版)七祖篇』本願寺出版社

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