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*古今和歌集/巻十五 小野小町
 
*古今和歌集/巻十五 小野小町
 
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:秋風にあう田の実こそ悲しいものだ、飽きられて頼みを失った我が身が空しくなってしまったことを思えば。
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:秋風にあう田の実こそ悲しいものだ、飽きられてたのみを失った我が身が空しくなってしまったことを思えば。
 
*秋と飽きるを懸けている。
 
*秋と飽きるを懸けている。
 
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2024年9月17日 (火) 11:26時点における版

た‐の‐み【田の実】

①田にみのった稲の実。源氏物語明石「この世の設けに秋の―を刈り収め」

②陰暦8月朔日ついたちに新穀を贈答して祝った民間行事。田の実すなわち稲のみのりを祝う意から起こるという。「たのみの祝」「たのむの節」「たのむの日」「たのも節供」などという。

③(「憑」と書く)君臣相たのむ意にかけて、たのみ奉る主君へ太刀・馬・唐物などを贈り、主君からも物を返し賜ること。鎌倉中期から武家の間に行われ、室町時代には幕府の重い儀式となり、憑たのみ総奉行を置いた。江戸時代に至り、徳川家康の江戸入城が8月朔日だったので元日と同じく重い式日とし、諸大名は賀辞を述べ太刀献上の事があった。(広辞苑)


  • 古今和歌集/巻十五 小野小町

秋風に あふたのみこそ かなしけれ 我が身むなしく なりぬと思へば

秋風にあう田の実こそ悲しいものだ、飽きられてたのみを失った我が身が空しくなってしまったことを思えば。
  • 秋と飽きるを懸けている。