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「慈悲」の版間の差分

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じひ 慈悲
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 苦を除き楽を与えること。衆生をいつくしんで楽を与えること (<kana>与楽(よらく)</kana>) を慈、衆生を憐れみいたんで苦を抜くこと (<kana>抜苦(ばっく)</kana>) を悲という。なお、『論註』 (証巻引文・327) では、 抜苦を慈、 与楽を悲とする。 →[[三縁]]。(浄土真宗辞典)
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:〈二つには慈悲門によれり。一切衆生の苦を抜いて、無安衆生心を遠離せるがゆゑに〉(浄土論)とのたまへり。苦を抜くを〈慈〉といふ。楽を与ふるを〈悲〉といふ。慈によるがゆゑに一切衆生の苦を抜く。悲によるがゆゑに無安衆生心を遠離せり。([[証巻#P--327|証巻引文 P.327]])
 
:〈二つには慈悲門によれり。一切衆生の苦を抜いて、無安衆生心を遠離せるがゆゑに〉(浄土論)とのたまへり。苦を抜くを〈慈〉といふ。楽を与ふるを〈悲〉といふ。慈によるがゆゑに一切衆生の苦を抜く。悲によるがゆゑに無安衆生心を遠離せり。([[証巻#P--327|証巻引文 P.327]])

2022年11月6日 (日) 18:13時点における最新版

じひ

 苦を除き楽を与えること。衆生(しゅじょう)をいつくしんで楽を与える(与楽)のを慈、衆生を憐れみいたんで苦を抜く(抜苦)のを悲という。一説には、抜苦(ばっく)を慈、与楽(よらく)を悲ともする。

出典(教学伝道研究センター編『浄土真宗聖典(注釈版)第二版』本願寺出版社
『浄土真宗聖典(注釈版)七祖篇』本願寺出版社

区切り線以下の文章は各投稿者の意見であり本願寺派の見解ではありません。

じひ 慈悲

 苦を除き楽を与えること。衆生をいつくしんで楽を与えること (与楽(よらく)) を慈、衆生を憐れみいたんで苦を抜くこと (抜苦(ばっく)) を悲という。なお、『論註』 (証巻引文・327) では、 抜苦を慈、 与楽を悲とする。 →三縁。(浄土真宗辞典)

『論註』では、

〈二つには慈悲門によれり。一切衆生の苦を抜いて、無安衆生心を遠離せるがゆゑに〉(浄土論)とのたまへり。苦を抜くを〈慈〉といふ。楽を与ふるを〈悲〉といふ。慈によるがゆゑに一切衆生の苦を抜く。悲によるがゆゑに無安衆生心を遠離せり。(証巻引文 P.327)

とある。

大悲

参照WEB版浄土宗大辞典の「慈悲」の項目