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かてん
  
 
 木の火ばし。 ([[浄土論註 (七祖)#P--145|論註 P.145]])
 
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火㮇の譬。『論註』では、衆生を成仏させようとしている間に自らが仏に成られたことを、火㮇の譬で示している。
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たとへば火㮇をして一切の草木を摘みて焼きて尽さしめんと欲するに、草木いまだ尽きざるに、火㮇すでに尽くるがごとし。その身を後にして、しかも身先だつをもつてのゆゑに巧方便と名づく。 このなかに「方便」といふは、いはく、一切衆生を摂取して、ともに同じくかの安楽仏国に生ぜんと作願す。かの仏国はすなはちこれ畢竟成仏の道路、無上の方便なり。([[浄土論註 (七祖)#P--145|論註 P.145]])
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2020年9月27日 (日) 14:08時点における版

かてん

 木の火ばし。 (論註 P.145)

出典(教学伝道研究センター編『浄土真宗聖典(注釈版)第二版』本願寺出版社
『浄土真宗聖典(注釈版)七祖篇』本願寺出版社

区切り線以下の文章は各投稿者の意見であり本願寺派の見解ではありません。

火㮇の譬。『論註』では、衆生を成仏させようとしている間に自らが仏に成られたことを、火㮇の譬で示している。

たとへば火㮇をして一切の草木を摘みて焼きて尽さしめんと欲するに、草木いまだ尽きざるに、火㮇すでに尽くるがごとし。その身を後にして、しかも身先だつをもつてのゆゑに巧方便と名づく。 このなかに「方便」といふは、いはく、一切衆生を摂取して、ともに同じくかの安楽仏国に生ぜんと作願す。かの仏国はすなはちこれ畢竟成仏の道路、無上の方便なり。(論註 P.145)