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2020年2月8日 (土) 19:04時点における版

ねんぶつしゃ

 念仏を称えて西方仏国へ往生する者をいう。

『観経』で、釈尊は、

「もし念仏するものは、まさに知るべし、この人はこれ人中の分陀利華なり」 (観経 P.117)

と念仏者を分陀利華(白蓮華)に喩えて説かれている。この分陀利華を善導大師は

相続して念仏するものは、この人はなはだ希有なりとなす、さらに物としてもつてこれに方ぶべきなし。 ゆゑに分陀利を引きて喩へとなすことを明かす。
「分陀利」といふは、人中の好華と名づけ、また希有華と名づけ、また人中の上上華と名づけ、また人中の妙好華と名づく。 この華相伝して蔡華と名づくるこれなり。
もし念仏するものは、すなはちこれ人中の好人なり、人中の妙好人なり、人中の上上人なり、人中の希有人なり、人中の最勝人なり。(散善義 P.499)

と五種に分けて念仏者をたたえる語とされ、法然聖人は五種の嘉誉と呼ばれた。

262,682,722,746,751,752,753,755,783,788,790,791,806,836,1097,1100,1102,1104,1114,1116,1128,1152,1154,1173,1175,1177,1204,1359,1362,379