「旧訳」の版間の差分
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2019年11月12日 (火) 11:21時点における最新版
くやく
出典(教学伝道研究センター編『浄土真宗聖典(注釈版)第二版』本願寺出版社
『浄土真宗聖典(注釈版)七祖篇』本願寺出版社
区切り線以下の文章は各投稿者の意見であり本願寺派の見解ではありません。
『浄土真宗聖典(注釈版)七祖篇』本願寺出版社
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◆ 参照読み込み (transclusion) JDS:旧訳・新訳
くやく・しんやく/旧訳・新訳
中国において翻訳された経典あるいは論書等のうち、唐代の玄奘が訳した以降のものを新訳と呼び、それ以前のものを旧訳と区分する。旧訳のうち、鳩摩羅什以前の訳を古訳と呼ぶこともある。古訳の代表的な訳経僧は支謙や竺法護、旧訳は鳩摩羅什や真諦、新訳は玄奘や不空などである。玄奘は旧訳を非難して新旧の区分を強調し、字義・音義に忠実な翻訳の意義を主張した。一方、鳩摩羅什の訳文は達意的であるとされるが、その流麗さが高く評価され、経典読誦の際に用いられることが多い。
【参考】河野訓『初期漢訳仏典の研究』(皇学館大学出版部、二〇〇六)、小野玄妙『仏書解説大辞典』別巻・仏教経典総論(大東出版社、一九三六)
【執筆者:工藤量導】