「極楽」の版間の差分
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+ | 『唯信鈔文意』では「極楽無為涅槃界」を釈して、 | ||
+ | : 「極楽無為涅槃界」といふは、「極楽」と申すはかの安楽浄土なり、よろづのたのしみつねにして、くるしみまじはらざるなり。かのくにをば安養といへり、曇鸞和尚は、「ほめたてまつりて安養と申す」とこそのたまへり。また『論』(浄土論)には「蓮華蔵世界」ともいへり、「無為」ともいへり。「涅槃界」といふは無明のまどひをひるがへして、無上涅槃のさとりをひらくなり。「界」はさかひといふ、さとりをひらくさかひなり。([[唯文#P--709|唯文 P.709]]) | ||
+ | とされておられた。浄土は一般名詞だが「極楽」は阿弥陀仏の浄土の固有名詞。 | ||
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2018年4月9日 (月) 03:14時点における版
ごくらく
梵語スカーヴァティー(sukhāvatī)の漢訳。もろもろの楽しみが常で、苦しみがまじわらないところの意。阿弥陀仏の
出典(教学伝道研究センター編『浄土真宗聖典(注釈版)第二版』本願寺出版社
『浄土真宗聖典(注釈版)七祖篇』本願寺出版社
区切り線以下の文章は各投稿者の意見であり本願寺派の見解ではありません。
『浄土真宗聖典(注釈版)七祖篇』本願寺出版社
区切り線以下の文章は各投稿者の意見であり本願寺派の見解ではありません。
『唯信鈔文意』では「極楽無為涅槃界」を釈して、
- 「極楽無為涅槃界」といふは、「極楽」と申すはかの安楽浄土なり、よろづのたのしみつねにして、くるしみまじはらざるなり。かのくにをば安養といへり、曇鸞和尚は、「ほめたてまつりて安養と申す」とこそのたまへり。また『論』(浄土論)には「蓮華蔵世界」ともいへり、「無為」ともいへり。「涅槃界」といふは無明のまどひをひるがへして、無上涅槃のさとりをひらくなり。「界」はさかひといふ、さとりをひらくさかひなり。(唯文 P.709)
とされておられた。浄土は一般名詞だが「極楽」は阿弥陀仏の浄土の固有名詞。