「あみだぶつ」の版間の差分
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阿弥陀は梵語アミターバ(Amitābha―[[無量光]])およびアミターユス(Amitāyus―[[無量寿]])のアミタ(Amita)の音写。略して阿弥陀・弥陀ともいう。 | 阿弥陀は梵語アミターバ(Amitābha―[[無量光]])およびアミターユス(Amitāyus―[[無量寿]])のアミタ(Amita)の音写。略して阿弥陀・弥陀ともいう。 | ||
− | 西方[[浄土]](安楽国・安養国、[[極楽]]世界)で法を説く[[仏]]。『大経』によれば、はるかな過去に<ruby><rb>[[世自在王仏]]</rb><rp>(</rp><rt>せじざいおうぶつ</rt><rp>)</rp></ruby>のもとで、一国の王が<ruby><rb>無上道心</rb><rp>(</rp><rt>むじょうどうしん</rt><rp>)</rp></ruby>(この上ないさとりをもとめる心)をおこして出家し[[法蔵]]と名のり、諸仏の浄土を見て五劫の間思惟し、一切<ruby><rb>[[衆生]]</rb><rp>(</rp><rt>しゅじょう</rt><rp>)</rp></ruby>を平等に救おうとして四十八の大願を<ruby><rb>発</rb><rp>(</rp><rt>おこ</rt><rp>)</rp></ruby>し、<ruby><rb>[[兆載永劫]]</rb><rp>(</rp><rt>ちょうさいようごう</rt><rp>)</rp></ruby>(はかりしれない長い時間)の修行の後、今から[[十劫]]の昔にその<ruby><rb>[[願行]]</rb><rp>(</rp><rt>がんぎょう</rt><rp>)</rp></ruby>を成就して阿弥陀仏となり、西方にすぐれた浄土を建立し現に説法していると説かれている。→[[補註1]]。 | + | 西方[[浄土]](安楽国・安養国、[[極楽]]世界)で法を説く[[仏]]。『大経』によれば、はるかな過去に<ruby><rb>[[世自在王仏]]</rb><rp>(</rp><rt>せじざいおうぶつ</rt><rp>)</rp></ruby>のもとで、一国の王が<ruby><rb>無上道心</rb><rp>(</rp><rt>むじょうどうしん</rt><rp>)</rp></ruby>(この上ないさとりをもとめる心)をおこして出家し[[法蔵]]と名のり、諸仏の浄土を見て五劫の間思惟し、一切<ruby><rb>[[衆生]]</rb><rp>(</rp><rt>しゅじょう</rt><rp>)</rp></ruby>を平等に救おうとして四十八の大願を<ruby><rb>発</rb><rp>(</rp><rt>おこ</rt><rp>)</rp></ruby>し、<ruby><rb>[[兆載永劫]]</rb><rp>(</rp><rt>ちょうさいようごう</rt><rp>)</rp></ruby>(はかりしれない長い時間)の修行の後、今から[[十劫]]の昔にその<ruby><rb>[[願行]]</rb><rp>(</rp><rt>がんぎょう</rt><rp>)</rp></ruby>を成就して阿弥陀仏となり、西方にすぐれた浄土を建立し現に説法していると説かれている。→[[補註1]]。([[一多#P--690|一多 P.690]]) |
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2008年1月2日 (水) 21:45時点における版
阿弥陀仏
阿弥陀は梵語アミターバ(Amitābha―無量光)およびアミターユス(Amitāyus―無量寿)のアミタ(Amita)の音写。略して阿弥陀・弥陀ともいう。
西方浄土(安楽国・安養国、極楽世界)で法を説く仏。『大経』によれば、はるかな過去に
出典(教学伝道研究センター編『浄土真宗聖典(注釈版)第二版』本願寺出版社
『浄土真宗聖典(注釈版)七祖篇』本願寺出版社
区切り線以下の文章は各投稿者の意見であり本願寺派の見解ではありません。
『浄土真宗聖典(注釈版)七祖篇』本願寺出版社
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