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「三祇百大劫」の版間の差分

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さんぎ-ひゃくだいこう
 
さんぎ-ひゃくだいこう
  
 菩薩が成仏するまでに経過する長い時間。<kana>三阿僧祇劫(さんあそうぎこう)</kana>にわたって、六度の行を修め、さらに百劫の間、<kana>相好(そうごう)</kana>を感得するための福業を修めて成仏するという。[[阿僧祇]]は無数と漢訳する。→[[劫]](こう) ([[尊号真像銘文#P--667|尊号 P.667]])
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 菩薩が成仏するまでに経過する長い時間。<kana>三阿僧祇劫(さんあそうぎこう)</kana>にわたって、六度の行を修め、さらに百劫の間、<kana>相好(そうごう)</kana>を感得するための福業を修めて成仏するという。[[阿僧祇]]は無数と漢訳する。→[[劫]](こう) ([[尊号真像銘文#P--668|尊号 P.668]])
  
 
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2021年9月27日 (月) 14:14時点における最新版

さんぎ-ひゃくだいこう

 菩薩が成仏するまでに経過する長い時間。三阿僧祇劫(さんあそうぎこう)にわたって、六度の行を修め、さらに百劫の間、相好(そうごう)を感得するための福業を修めて成仏するという。阿僧祇は無数と漢訳する。→(こう) (尊号 P.668)

出典(教学伝道研究センター編『浄土真宗聖典(注釈版)第二版』本願寺出版社
『浄土真宗聖典(注釈版)七祖篇』本願寺出版社

区切り線以下の文章は各投稿者の意見であり本願寺派の見解ではありません。

さんぎひゃくだいこう

 菩薩仏果を得るまでに経過する長い時間のこと。『倶舎論』では、三阿僧祇劫と百大劫とを合わせた時間とし、菩薩は三阿僧祇劫にわたって六波羅蜜行を修め、さらに百大劫にわたって三十二相を感得するための福業を修することにより、成仏するといわれる。『銘文』には「漸はやうやく仏道を修して、三祇百大劫をへて仏に成るなり」(註 p.668)とある。なお、『瑜伽論』では百大劫が三阿僧祇劫の中に含まれるとされるなど、時間の示し方に諸説ある。→阿僧祇 (浄土真宗辞典)