「深心」の版間の差分
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:二には決定して深く、かの阿弥陀仏の、四十八願は衆生を摂受したまふこと、疑なく慮りなくかの願力に乗じてさだめて往生を得と信ず。 | :二には決定して深く、かの阿弥陀仏の、四十八願は衆生を摂受したまふこと、疑なく慮りなくかの願力に乗じてさだめて往生を得と信ず。 | ||
− | + | と'''[[機]]'''と'''[[法]]'''の二つに開いて「[[機の深信]]」「[[法の深信]]」の信心の相とし「[[二種深信]]」として表わされた。 | |
:→[[二種深信]] | :→[[二種深信]] |
2019年10月25日 (金) 01:38時点における最新版
じんしん
『観経』に説く三心の一。深く信ずる心。→三心のⅡ。
出典(教学伝道研究センター編『浄土真宗聖典(注釈版)第二版』本願寺出版社
『浄土真宗聖典(注釈版)七祖篇』本願寺出版社
区切り線以下の文章は各投稿者の意見であり本願寺派の見解ではありません。
『浄土真宗聖典(注釈版)七祖篇』本願寺出版社
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『観経』に、
- 若有衆生願生彼国者 発三種心即便往生。何等為三。一者至誠心 二者深心 三者廻向発願心。具三心者 必生彼国。
- もし衆生ありてかの国に生ぜんと願ずるものは、三種の心を発して即便往生す。なんらをか三つとする。一つには至誠心、二つには深心、三つには回向発願心なり。三心を具するものは、かならずかの国に生ず。
とある中の深心。この文は「略観経」ともいわれ「具三心者 必生彼国(三心を具するものは、かならずかの国に生ず)」の「必生」の語に浄土門では深い関心を寄せられていた。
善導大師は『観経疏』では、この深心を、
- 「二には深心」と。 「深心」といふはすなはちこれ深く信ずる心なり。 また二種あり。
- 一には決定して深く、自身は現にこれ罪悪生死の凡夫、曠劫よりこのかたつねに没しつねに流転して、出離の縁あることなしと信ず。
- 二には決定して深く、かの阿弥陀仏の、四十八願は衆生を摂受したまふこと、疑なく慮りなくかの願力に乗じてさだめて往生を得と信ず。