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「横竪二出」の版間の差分

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おうじゅにしゅつ
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おうじゅ-にしゅつ
  
  横出と竪出のこと。ただし、[[択瑛法師|択瑛]]の「弁横竪二出」では、出は[[出離,出離生死|出離生死]]の意。親鸞聖人の[[二双四重]]の判釈では、この出を[[漸教]]の意とする。→ <kana>[[横出]](おうしゅつ)</kana>と<kana>[[竪出]](しゅしゅつ)</kana>。([[嘆徳文#P--1078|嘆徳文 P.1078]])
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 横出と竪出のこと。ただし、[[択瑛法師|択瑛]]の「弁横竪二出」では、出は[[出離,出離生死|出離生死]]の意。親鸞聖人の[[二双四重]]の判釈では、この出を[[漸教]]の意とする。→ <kana>[[横出]](おうしゅつ)</kana>と<kana>[[竪出]](しゅしゅつ)</kana>。([[嘆徳文#P--1078|嘆徳文 P.1078]])
  
 
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:於横出中。有定散二善。故善導和尚立專雜二修。
 
:於横出中。有定散二善。故善導和尚立專雜二修。
 
::横出の中において、定散の二善あり。故に善導和尚は専雑二修を立つ。
 
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:→[[二双四重]]
 
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[[Category:追記]]

2018年5月17日 (木) 21:55時点における版

おうじゅ-にしゅつ

 横出と竪出のこと。ただし、択瑛の「弁横竪二出」では、出は出離生死の意。親鸞聖人の二双四重の判釈では、この出を漸教の意とする。→ 横出(おうしゅつ)竪出(しゅしゅつ)。(嘆徳文 P.1078

出典(教学伝道研究センター編『浄土真宗聖典(注釈版)第二版』本願寺出版社
『浄土真宗聖典(注釈版)七祖篇』本願寺出版社

区切り線以下の文章は各投稿者の意見であり本願寺派の見解ではありません。

『樂邦文類』

辨横竪二出 桐江法師擇瑛(弁横竪二出 桐江法師択瑛)

竪出者。聲聞修四諦。縁覺修十二因縁。菩薩修六度萬行。此渉地位。
竪出とは、声聞は四諦を修し、縁覚は十二因縁を修し、菩薩は六度万行を修してこの地位を渉(わた)る。
譬如及第。須自有才學。又如歴任轉宮。須有功効。
たとへば及第の、すべからく自に才覚あるべきがごとし。また歴任転官のすべからく功効あるがごとし。
横出者。念佛求生淨土。譬如蔭叙功由祖父他力。不問學業有無。
横出とは、念仏して浄土に生ずることを求む。たとへば蔭叙の功は祖父の他力に由り、学業の有無を問わざるがごとし。
又如覃恩普轉。功由國王。不論歴任淺深。
また覃恩[1]、普転して功 国王に由って歴任の浅深を論ぜざるがごとし。
於横出中。有定散二善。故善導和尚立專雜二修。
横出の中において、定散の二善あり。故に善導和尚は専雑二修を立つ。
二双四重

  1. 覃恩(たんおん):天子が賞賜などの恩恵をほどこすこと。