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通途に対して浄土真宗の義を「<kana>別途(べつず)</kana>」という。
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また通途の教義とは解釈を共にしないので「<kana>別途不共(べつず-ふぐ)</kana>」という。
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また[[聖道門]]の通途の教義とは解釈を共にしないので「<kana>別途不共(べつず-ふぐ)</kana>」という。
  
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2024年9月7日 (土) 10:27時点における最新版

べつず

 通途(つうず)に対する語。浄土真宗独自の特別な教え。(口伝鈔 P.882, 改邪鈔 P.939)

出典(教学伝道研究センター編『浄土真宗聖典(注釈版)第二版』本願寺出版社
『浄土真宗聖典(注釈版)七祖篇』本願寺出版社

区切り線以下の文章は各投稿者の意見であり本願寺派の見解ではありません。

聖道門通途に対して浄土真宗の義を「別途(べつず)」という。 また聖道門の通途の教義とは解釈を共にしないので「別途不共(べつず-ふぐ)」という。

◆ 参照読み込み (transclusion) JDS:通途・別途

つうず・べつず/通途・別途

仏教全般に共通する説を通途(または常途、通仏教)の教義といい、特定の教理、宗派に限定した説を別途教義という。別途教義はその宗の独特な説であるから、強調して重んじられる。仏典上では例えば、三法印等の如く一般仏教に共通な教義を通途といい、凡夫報土往生するという凡入報土などを浄土教別途の説であるとする。『鎮西宗要本末口伝鈔』本に「名号万機普益なるが故に返て甚深なり、此れ別途意趣を以て独り随自の法とす。随順仏教と意と願と等しく正証なり、此れを別途意趣と云う」(浄全一〇・三三一上)とある。


【資料】『往生要集』


【執筆者:薊法明】