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ほんがんみょうごう…
 
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「本願の名号は正定の業なり。至心信楽の願を因とす。等覚を成り大涅槃を証することは、必至滅度の願成就なり。如来、世に興出したまふゆゑは、ただ弥陀の本願海を説かんとなり。五濁悪時の群生海、如来如実の言を信ずべし。よく一念喜愛の心を発すれば、煩悩を断ぜずして涅槃を得るなり。凡聖・逆謗斉しく回入すれば、衆水海に入りて一味なるがごとし。摂取の心光、つねに照護したまふ。すでによく無明の闇を破すといへども、貪愛・瞋憎の雲霧、つねに真実信心の天に覆へり。たとえば日光の雲霧に覆はるれども、雲霧の下あきらかにして闇なきがごとし。信を獲て見て敬ひ大慶を得れば、すなはち横に五悪趣を超截す」底本には「覆(ふく)」とある。『真宗法要』所収本(建長本)によって「覆(ふ)」と読み改めた。以下の「覆」も同じ。([[尊号真像銘文#P--670|尊号 P.670]])
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「本願の名号は正定の業なり。至心信楽の願を因とす。<br />
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等覚を成り大涅槃を証することは、必至滅度の願成就なり。<br />
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如来、世に興出したまふゆゑは、ただ弥陀の本願海を説かんとなり。<br />
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五濁悪時の群生海、如来如実の言を信ずべし。<br />
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たとえば日光の雲霧に覆はるれども、雲霧の下あきらかにして闇なきがごとし。<br />
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底本には「覆(ふく)」とある。『真宗法要』所収本(建長本)によって「覆(ふ)」と読み改めた。以下の「覆」も同じ。([[尊号真像銘文#P--670|尊号 P.670]])
  
 
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2018年4月9日 (月) 13:01時点における最新版

ほんがんみょうごう…

「本願の名号は正定の業なり。至心信楽の願を因とす。
等覚を成り大涅槃を証することは、必至滅度の願成就なり。
如来、世に興出したまふゆゑは、ただ弥陀の本願海を説かんとなり。
五濁悪時の群生海、如来如実の言を信ずべし。
よく一念喜愛の心を発すれば、煩悩を断ぜずして涅槃を得るなり。
凡聖・逆謗斉しく回入すれば、衆水海に入りて一味なるがごとし。
摂取の心光、つねに照護したまふ。
すでによく無明の闇を破すといへども、貪愛・瞋憎の雲霧、つねに真実信心の天に覆へり。
たとえば日光の雲霧に覆はるれども、雲霧の下あきらかにして闇なきがごとし。
信を獲て見て敬ひ大慶を得れば、すなはち横に五悪趣を超截す」

底本には「覆(ふく)」とある。『真宗法要』所収本(建長本)によって「覆(ふ)」と読み改めた。以下の「覆」も同じ。(尊号 P.670)

出典(教学伝道研究センター編『浄土真宗聖典(注釈版)第二版』本願寺出版社
『浄土真宗聖典(注釈版)七祖篇』本願寺出版社

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