「二種世間」の版間の差分
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+ | :①器世間。 有情を入れる器であるところの世界。 有情に<kana>受用(じゅゆう)</kana>される自然世界のこと。 つまり浄土を構成する環境世界をいう。 | ||
+ | : ②衆生世間。 器世間に対して、そこに住する主体である有情の心身の世界のこと。 つまり浄土の阿弥陀仏や<kana>聖衆(しょうじゅ)</kana> (浄土の聖者) のことをいう。 | ||
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+ | 器世間と衆生世間のこと。器世間とは、衆生を入れる器であるところの世界の意で、衆生に<kana>受用(じゅゆう)</kana>される世界のこと。衆生世間とは器世間に住するもののこと。『浄土論』には | ||
+ | :「器世間清浄とは、向に説くがごときの十七種の荘厳仏土功徳成就、これを器世間清浄と名づく。衆生世間清浄とは、向に説くがごときの八種の荘厳仏功徳成就と、四種の荘厳菩薩功徳成就と、これを衆生世間清浄と名づく」([[P:323|証巻引文・註 323]]) | ||
+ | とあり、浄土を器世間清浄、浄土に住している阿弥陀仏や<kana>聖衆(しょうじゅ)</kana>を衆生世間清浄としている。(浄土真宗辞典) | ||
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2023年12月31日 (日) 13:38時点における最新版
にしゅ-せけん
- ①器世間。 有情を入れる器であるところの世界。 有情に
受用 される自然世界のこと。 つまり浄土を構成する環境世界をいう。 - ②衆生世間。 器世間に対して、そこに住する主体である有情の心身の世界のこと。 つまり浄土の阿弥陀仏や
聖衆 (浄土の聖者) のことをいう。
出典(教学伝道研究センター編『浄土真宗聖典(注釈版)第二版』本願寺出版社
『浄土真宗聖典(注釈版)七祖篇』本願寺出版社
区切り線以下の文章は各投稿者の意見であり本願寺派の見解ではありません。
『浄土真宗聖典(注釈版)七祖篇』本願寺出版社
区切り線以下の文章は各投稿者の意見であり本願寺派の見解ではありません。
にしゅ-せけん 二種世間
器世間と衆生世間のこと。器世間とは、衆生を入れる器であるところの世界の意で、衆生に
- 「器世間清浄とは、向に説くがごときの十七種の荘厳仏土功徳成就、これを器世間清浄と名づく。衆生世間清浄とは、向に説くがごときの八種の荘厳仏功徳成就と、四種の荘厳菩薩功徳成就と、これを衆生世間清浄と名づく」(証巻引文・註 323)
とあり、浄土を器世間清浄、浄土に住している阿弥陀仏や