「坊主」の版間の差分

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ぼうず

　坊舎の主僧。ここは蓮智のこと。(一代記 P.1300)

出典（教学伝道研究センター編『浄土真宗聖典(注釈版)第二版』本願寺出版社
『浄土真宗聖典(注釈版)七祖篇』本願寺出版社
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ぼうず　坊主　

僧坊の主のこと｡また僧侶一般の呼称｡（浄土真宗辞典）

御一代聞書に、

一　加州菅生の願生、坊主の聖教をよまれ候ふをききて、聖教は殊勝に候へども、信が御入りなく候ふあひだ、たふとくも御入りなきと申され候ふ。

現代語：　加賀の国の菅生の願生が、蓮智のお聖教の読み方を聞いて、「お聖教はありがたいのですが、お読みになる方に信心がございませんので、尊くも何ともありません」といいました。

とある。
古来から僧職者は大衆から常にその行いを観察されるものだ。それで、社会的規範を破った僧が多ければ多いほど言葉の意味も変化して、坊主といふ言葉も質的に変化し愚弄する意味に変化していったのであろう。

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 御一代聞書に、
 :一　加州菅生の[[願生]]、[[坊主]]の聖教をよまれ候ふをききて、聖教は殊勝に候へども、信が御入りなく候ふあひだ、たふとくも御入りなきと申され候ふ。
-::　加賀の国の菅生の願生が、蓮智のお聖教の読み方を聞いて、「お聖教はありがたいのですが、お読みになる方に信心がございませんので、尊くも何ともありません」といいました。
+::現代語：　加賀の国の菅生の願生が、蓮智のお聖教の読み方を聞いて、「お聖教はありがたいのですが、お読みになる方に信心がございませんので、尊くも何ともありません」といいました。
-とある。
+とある。<br />
+古来から僧職者は大衆から常にその行いを観察されるものだ。それで、社会的規範を破った僧が多ければ多いほど言葉の意味も変化して、[[坊主]]といふ言葉も質的に変化し愚弄する意味に変化していったのであろう。
 :→[[坊守]]