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「名帳」の版間の差分

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みょうちょう
  
 
  信者の名を列記して師資相承の系譜を示した帳簿。仏光寺の了源やその後継者がこれを依用して、教線を拡大した。「絵系図」とともに用いられ、しばしば「名帳・絵系図」と併称される。
 
  信者の名を列記して師資相承の系譜を示した帳簿。仏光寺の了源やその後継者がこれを依用して、教線を拡大した。「絵系図」とともに用いられ、しばしば「名帳・絵系図」と併称される。
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2022年1月25日 (火) 17:43時点における版

みょうちょう

  信者の名を列記して師資相承の系譜を示した帳簿。仏光寺の了源やその後継者がこれを依用して、教線を拡大した。「絵系図」とともに用いられ、しばしば「名帳・絵系図」と併称される。

出典(教学伝道研究センター編『浄土真宗聖典(注釈版)第二版』本願寺出版社
『浄土真宗聖典(注釈版)七祖篇』本願寺出版社

区切り線以下の文章は各投稿者の意見であり本願寺派の見解ではありません。

◆ 参照読み込み (transclusion) JDS:名帳

みょうちょう/名帳

信者の名簿のこと。『融通念仏縁起』によれば、融通念仏宗の開祖である良忍念仏勧進にこれを用い、諸天善神も名を連ねたと伝えられる。浄土真宗仏光寺派では、了源が絵系図とともに名帳を用いて布教している。本願寺覚如は『改邪抄』において、名帳を署名したそのときをもって往生浄土が治定すると説くものと解し、邪義として批判している。名帳には信仰的連帯感を強める側面があり、中世の念仏教団である程度の広がりを有した布教法であったと考えられる。


【執筆者:舩田淳一】